X-Rack Stereo EQ Moduleは、SSLアナログコンソールに搭載されているChannel EQをステレオバージョンでモジュール化したものです。
SSL伝統の4バンド・パラメトリック・イコライザーを採用したこのEQモジュールは、正確かつ繊細な修正を必要とするときや滑らかで包括的なサウンド作り、さらにはよりアグレッシブなキャラクター付けなどあなたの望むサウンドを実現するための強力なツールとなります。
このEQモジュールは、HFとLFではシェルビングカーブかQ幅固定のベルカーブを選択でき、ミッドレンジの2バンドではQ幅をコントロールできます。
さらにこのステレオバージョンのEQモジュールでは ‘Selective Mode’ スイッチを使用し、フィルター部とミッドレンジ部のEQキャラクターを Eタイプ・Gタイプと別々に選択できるようになりました。
1987年以前、SSLではコンソールEQのLFポット(ノブ)の色を、実装しているEQキャラクターのタイプによって使い分けていました。全てのコンソールはカスタムメイドであり、異なるキャラクターのEQを持つモジュールを混在させることができたため、
その違いを以下のとおりの色で表していました。
E Series BROWN: 1985年夏以前のコンソールに実装されていた、オリジナルのSSL EQです。様々な噂はありましたが、実際には全てのコンソールにこの1つのバージョンのみが実装されていました。このEQ基板は ‘02’と呼ばれています。
E Series ORANGE: あまり人気の出なかったこのEQ基板は、BROWNをベースに真空管タイプのEQをエミュレーションしたものでした。この基板は ‘132’と呼ばれ、それほど普及しませんでした。
E Series BLACK: 標準装備されたEシリーズEQの最終形で、1980年代初期の偉大なエンジニア達の意見を元に進化し、数多くの人々に愛されたEQとなりました。この基板は ‘242’と呼ばれています。
G Series: 1987年のGシリーズコンソールのリリースに伴い、それまでの色使いから、今日まで採用されている新しい色使いへと変更され、ポット(ノブ)の色も変わりました。1987年にGシリーズコンソールに実装されていたEQは、ブースト時にオーバーシュート、カット時にアンダーシュートするゲイン量に比例したQキャラクターを持つものでした。
現代のSuperAnalogue™コンソール(Duality、AWS900、X-Rack Mono EQモジュール)に搭載されているEQは、EQキャラクターを ‘Eシリーズ Black’ EQ と ‘Gシリーズ’ EQとで切り替えることができます。
X-Rack Stereo EQモジュールは、フィルター部、ミッドレンジ部ごとにEQキャラクターを選択できる ‘Selective Mode’ 機能を初めて搭載した、よりユニークで多目的なサウンドデザインを実現できるモジュールです。