Tempest Control App

TCA と Tempest エンジン、SSL の Network I/O ユニットの組み合わせは、プロダクション・オートメーションにより稼働するシステムに最適です。TCA は汎用 PC または共有サーバー上のヴァーチャルマシン上で稼働でき、スペースとコストを削減できます。

System T は EVS Cerebrum、GV Ignite、Kahuna、ROSS Overdrive、SONY ELC、Viz Mosart といったオートメーションシステムに対応しています。この例では Tempest エンジンはマシンルーム内に Network I/O ユニットとともに実装され、必要に応じたベースバンド音声信号とのやり取りを行います。プロダクション・ギャラリーでは USB で接続されるタッチパネル、フェーダーパネルを設置し、必要に応じてマニュアルで操作も可能です。Network I/O はコントロールルームのモニタリング、あるいはスタジオフロアーのマイク入力のためなど、必要に応じて分散して設置できます。

System T はコントロールサーフェス、プロセッシングエンジン、I/O ユニットが IP 接続で構成されており、リモートプロダクションにも適しています。

最少のレイテンシーで音声を供給しなければならない場合など出先でオーディオコンソールを必要とする状況においても TE1、I/O ユニット、ノート PC や Mini PC と Network Switch で構成したセットに TCA を組み合わせることで、高機能なミキサーをサーフェスレスで運用できます。もし触れるフェーダーが必要であれば、オプションのフェーダーパネルを USB で接続できます。

さらに、System T サーフェスは IP で自在に Tempest エンジンへと接続できるため、理想的なモニター環境のあるスタジオに設置されているコンソール・サーフェスを、出先の TCA で稼働している Tempest エンジンに接続してリモートでコントロールすることも可能です。

TCA は、コントロールサーフェス無しでバックアップコントロールサーフェスとして運用することも可能です。 System T の二重化機能を使用すると、TCA (あるいは別の System T コントロールサーフェス) を現在稼働しているシステムに対してのバックアップ・サーフェスとして設定でき、ワンボタンで全てのコントロールの乗り換えを行うことができます。

TCA を使用することで、ユーザーを拡張することができます。 ツーマン、スリーマンと複数のオペレーターで同時に作業する必要がある際に、TCA をメインコンソールに対して常設あるいは一時的な拡張サーフェスとして設定、接続ができます。 TCA に接続されたタッチパネルやフェーダーパネルは、拡張されたコントローラーとして物理的なパラメーター制御を行えます。

TCA はスタンドアロンでも使用できます。 コンソールに対してオフラインのアプリとして、事前の Showfile の準備やオペレーションのシミュレーション、トレーニングに使用できます。 TCA はこれまでの T-SOLSA アプリに成り代わり、オフラインでの使用及びメインコンソールに接続してのリモート操作機能は無償で提供されます。

Fader Tile

Master Tile

Touchscreen